日本語を通す


参照 url : 設定(日本語環境) : http://hp.vector.co.jp/authors/VA023018/setting.htm
参照 url : ぼちぼちでんがな : http://gojoe.hp.infoseek.co.jp/debian_nikki.html

Debian を日本人にする (システムレベル)

パソコンを起動するとgdmのログイン画面が英語で表示される.
デスクトップ環境GNOMEが英語で起動する. 「GNOME Hints」には今はとりあえず「Close」.

  1. 画面の左下にあるパネルのアイコンからターミナルを起動.
    $ su
    と入力してrootのパスワードを入れてrootになる。 そうするとプロンプトが $ から # に変わる.
  2. まずはロケールの再設定. (インストール時に設定したはずではあるが)
    # dpkg-reconfigure locales
    と入力する.
  3. 「Configuring Locales」では以下のロケールをスペースで選択.
    TABで<OK>に移動してEnterで終了.
  4. 「Which locale should be the default in the system environment?」 では「↑」,「↓」のキーで「ja_JP.EUC-JP EUC-JP」を表示させて選択.
    これが表示されないで,5. に進む場合もあるが,無視して先に進んでよい.
  5. 次に/etc/init.d/gdmの変更.
    # emacs /etc/init.d/gdm
    としてEmacsで編集する.set -e という行の次に
    export LANG=ja_JP.eucJP
    という行を追加.

  6. 同様に /etc/gdm/gdm.conf の変更. [greeter] ブロック内の DefaultLocale の行を
    DefaultLocale=ja_JP.eucJP
    に変更.ついでに同じブロック内の SystemMenu の行を
    SystemMenu=true
    に変更. (これでログイン画面にシステムメニューが表示されて そこから再起動や終了ができるようになる).
  7. # exit
    と入力して一般ユーザーにもどる.
以上でシステムレベルでの設定は終わり.

Debianを日本人にする (kterm, emacs等)

以降は各ユーザが行う設定.
  1. $ user-ja-conf
    を実行する.そうするとウインドウがもうひとつ開いて日本語でいろいろ質問が表示される.(基本的には<Enter>叩いていればよい).今回は canna を使った説明である.
    1. パッケージ一覧を取得しています...
      canna サーバが動いていません.
      ネットワークのどこかに別のコンピュータで canna サーバーが動いていますか [y/N]
    2. <ENTER>
      Wnn サーバーが動いています.
      SKK サーバーが動いています.
      漢字変換にはどれを使いますか 1=Canna 2=Wnn 3=SKK 4=なし (1..4, [Enter]=3)
      <1>
      日本語には関係のない様々な設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
    3. ---------------- /home/hjk/.Xresources -----------------
      X Window System で動くプログラムの設定です.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.Xresources" を作ります...
    4. --------------- /home/hjk/.bash_profile ----------------
      bash 使用時に,ログオン時に実行されます.
      単に,.bashrc を実行するだけの内容です.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定します...
    5. -------------- /home/hjk/.bashrc -----------------------
      bash が起動するときに実行されます.
      さまざまな設定をしているので,目を通しておいてください.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
    6. -------------- /home/hjk/.canna ------------------------
      Canna の設定です.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.canna" を作ります...
    7. ------------- /home/hjk/.cshrc -------------------------
      csh が起動するときに実行されます.
      さまざまな設定をしているので,目を通しておいてください.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.cshrs" を作ります...
    8. ------------- /home/hjk/.emacs -------------------------
      emacs の設定です.
      emacs20, emacs21 に対応しています.
      xemacs21は,.xemacs/init.el で設定します.
      設定を行いますか [Y/n]
                       <ENTER>
      設定します...
      Canna の状態:使えません.
      Wnn の状態:ローカル
      Skk の状態:ローカル
      漢字変換にはどれを使いますか 1=Canna 2=Wnn 3=SKK 4=none (1..4, [Enter]=1)
                       <ENTER>
      新しいファイル "/home/hjk/.emacs" を作ります...
    9. ------------ /home/hjk/.inputrc ------------------------
      bash など,readline ライブラリを用いたプログラムの設定です.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      新しいファイル "/home/hjk/.inputrc" を作ります...
    10. ------------ /home/hjk/.nexrc ------------------------
      nvi の設定です.
      .bashrc/.cshrc に書かれた vi の設定と組み合わせて使います.
      nvi-m17n,nvi-m17n-canna を使うときは,設定してください.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.nexrc" を作ります...
    11. ------------- /home/hjk/.nexrc-m17n ------------------
      nvi-m17n の設定です.
      .bashrc/.cshrc に書かれた vi の設定と組み合わせて使います.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.nexrc-m17n" を作ります...
    12. ------------- /home/hjk/.nexrc-m17n-canna ------------
      nvi-m17n の設定です.
      .bashrc/.cshrc に書かれた vi の設定と組み合わせて使います.
      Canna を起動するキーを,Ctrl-k にしてあります.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.nexrc-m17n-canna" を作ります...
    13. ------------- /home/hjk/.xsession ------------
      xdm を使って X Window System にログインしたときに実行されます.
      また,startx や xinit を使って X を起動したときにも実行されます.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      新しいファイル "/home/hjk/.xsession" を作ります...
    14. ------------- /home/hjk/.xemacs/init.el ------------
      xemacs21 の設定です.
      設定を行いますか [Y/n]
      <ENTER>
      設定しています...
      Canna の状態:使えません.
      Wnn の状態:ローカル
      Skk の状態:ローカル
      漢字変換にはどれを使いますか 1=Canna 2=Wnn 3=SKK 4=none (1..4, [Enter]=1)
      <ENTER>
      新しいファイル "/home/hjk/.xemacs/init.el" を作ります...
      -------------
       設定が終了しました.設定を有効にするには,一度ログアウト
      してから再びログインしてください.
       それぞれのドットファイルを読んで,どのように変更されたか
      確認してください.気に入らない設定は,直接変更するか,
      'language-env end' 以降の行に再設定を書き加えてください.
       詳しくは /usr/share/doc/language-env/README.ja.eucJP.gz を
      参照してください.

      以下に示すパッケージをインストールしてください.
      canna, nvi-m17n-canna, xemacs21-mule-canna-wnn

      [Enter] キーを押してください.終了します
  2. 1-14. で言われているものをインストールするのだが,
    これらをインストールする前に,
    ~/.gnome/gdm の変更をしておいた方が手間が省ける.
    $ emacs ~/.gnome/gdm
    としてEmacsで編集する.langという行を
    lang=ja_JP.eucJP
    に変更.
  3. 指示されたのパッケージをインストールする。 suで再び一時的にrootになり
    # apt-get install canna nvi-m17n-canna xemacs21-mule-canna-wnn
    とする.
    実はこれだけではうまくいかないことがある.
    つづけて,以下のパッケージも apt-get install しておいた方がよい.
    (すでにあれば,apt がすでにあるので,インストールしないでおいてくれるし,なければないで無視してよい)
  4. 終わったらrebootでパソコンを再起動する.
    (次回GNOMEを起動したときにはターミナルとuser-ja-confの 画面が出てるかもしれないが,どちらも左上の×印で閉じればよい.)
  5. 再起動後,ターミナル(コンソール)から kterm などを立ち上げて,
    Shift + SPC(スペース・キー)
    を押すと,[ あ ] というポップアップがカーソルのすぐ下に現れる.変換は SPC で.

    しかし,emacs では この Shift + SPC は効かない.
    ( 変換しようとしても 「egg Japanese backend: サーバと接続できませんでした」 と下に表示されるだけである)
    そこで,emacs の日本語設定をする.
    再び,su で root になる.
  6. Emacs(今回は vi を使ったが)などで/etc/hosts.cannaを開き、 「unix」とだけ書かれているのを
    localhost
    unix
    のように編集する。さらに、/etc/init.d/canna の 「CANNA_SERVER_OPT」の行を
    CANNA_SERVER_OPT="-u canna -inet"
    に変更する.
  7. Linux を再起動(reboot)すれば日本語入力ができる ようになっている.やり方は Emacs 上で Ctrl+o もしくは Ctrl+\ を 押すと日本語入力ができる状態になり再び押すと元に戻る. 初回の変換時には辞書を作るか聞かれるので「y」.

Debian を日本人にする (Mozilla 編)

これでもまだ,Mozilla からの日本語入力はできない(Shift + SPC, Ctrl + o).
mozillaからも日本語を入力できるようにするには.gnomercに.xsessionの一部をそのまま写してやれば良いらしい.
しかし,.gnomercというファイルはどこにもない.
仕方ないので ~/.gnomerc を新たに作成して,.xsessionからkinput2に関わる部分をコピーする.
  1. 起動直後,何もせず,ターミナル(コンソール)を立ち上げ,
    $ ls -a
    を叩き,.gnomerc があるかないか,確認する.
    .gnomerc があれば,
    $ vi gnomerc
    とうち,3.にすすむ.
  2. .gnomerc がない場合,作る.
    $ vi ~/.gnomerc
  3. vi 上から (.xsession の)次のコマンドを書く.(コメント部 "#" は vi では書けない.空白にしておいてもよい)
    LANG=ja_JP.eucJP
    export LANG
    PATH=$HOME/bin:$PATH

    XIM=kinput2
    XIM2=-canna
    # XIM サーバーを起動する
    if type $XIM &> /dev/null
    then
    $XIM $XIM2 &
    fi
    XMODIFIERS=@im=$XIM
    export XMODIFIERS
  4. 再起動 (reboot) する.
  5. 普通,これで,Mozilla を起動し,検索画面で Shift + SPC を押すと,例の [ あ ] がでてきて,日本語入力が可能になる.
    しかし,これでもだめなときがあって,そういう場合は,

    デスクトップのファイルから,GNOMEコントロールセンターの「セッションの設定と自動起動」 のところの「自動起動プログラム」のタブで追加ボタンを押して、 「自動起動コマンド」の「追加」タブを押して,
    kinput2 -canna
    と入力すればいい.
    一度ログアウトしてログインしなおせば日本語入力ができる ようになっている.

Debian を日本人にする(KDE編)

ついでにもうひとつのデスクトップ環境であるKDEの方も 日本語化しておく.

gdmのログイン画面のメニューにある 「セッション」で「KDE」を選択してログインする.
「今後KDEをデフォルトセッションにしますか?」にはとりあえず「いいえ」にしておく.
  1. 初回起動時には「Desktop Settings Wizard」が起動する. 「Step 1 : Introduction」の「Please choose your country」は「Japan(jp)」にできるが、 「Please choose your language」の方は「Default(C)」しか選べない. 「Next>」で次へ
  2. 「Step 2 : I want it My Way...」の「System Behavior」で 「Microsoft Windows (R)」を選ぶとWindowsに近い操作性になる。 「Next>」で次へ.
  3. 「Step 3 : Eyecandy-O-Meter」は「Next>」で次へ。 「Step 4 : Everybody loves Themes」 も適当にテーマを選んで「Next>」で次へ
  4. 「Step 5 : Time to Refine」の「Finish」でWizardは終了。 「Kandalf's useful tips」が表示されるが 今はとりあえず「Close」
  5. 左下の貝殻の付いたボタンで Konsole を起動して su で root になる。
    # apt-get install kde-i18n-ja libqt3
    として kde-i18n-ja と libqt3 をインストール. メッセージが文字化けするが気にしない.
  6. 左下のボタンでControl Centerを起動する.
    左側のツリービューから「Personalization」−「Country & Language」 を選ぶ.
    右側で「Locale」のタブから「Country」は「Japan(jp)」,「Language」は「Japanese(ja)」, 「Charset」は「jisx0208.1983-0」にする.
    この時点で画面上の文字の多くが「????」に文字化けするが気にしない. 「Apply」ボタンで設定を適用する.
  7. やはり「????」に文字化けしたダイアログが表示されるが, そのままEnter.
  8. いったんログアウトして再びKDEセッションでログインすれば, メニューなどすべて日本語になる.

KDE追記(デフォルトでは kinput2 は効かないよ〜)

参照 url : http://linux.s33.xrea.com:8080/SxWiki/?%5B%5BLinux%2FDebian%2FSidMemo%5D%5D#content_1_6

kinput の設定を /etc/kde2/kde2.sh の中に次の項目を追加してやるんだそうだ.
kinput2 -canna&
XMODIFIERS=@im=kinput2
export XMODIFIERS


もうちょっとでいいからシンプルにはならんかの〜

emacs2.0 で字種変換モードが効かない問題 〜かんなは忙しいのである〜 (2003-08-25)

[debian-users:16561]にあった,理路整然としたお話.

実は,canna は2種類の呼び出され方をしていたのだ.
かんな 大忙しのである.

それを作った原因であるが(わしのケースもそう),
「私の場合、user-ja-confで作成された雛型ファイルをそのまま使っていたら、nviのcanna起動キーがいずれも Ctrl+o で衝突していました。」

だから"C-o"で字種変換モードが効かず,emacsの流儀で変換をほっぽらかして"Ctrl-p"で上へ移動して(emacsの振舞では"C-p"は上への移動)いたのか...

kinput2 と nvi-m17n-canna の衝突を観察する

で、その解決方法であるが,単純である.
「"Ctrl + o"の衝突を避けてやれば」よいわけである.
らしい...
この問題は 先輩たちの間でもぼちぼち議論がはじまっているらしく,
[165561]では
「うーむ。改めて見直したら、たしかに/usr/share/user-ja/dot.Xresources に

KTerm*VT100.Translations: #override\
Ctrl<Key>o: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION)

という設定がありますし、一方 /usr/share/user-ja/dot.nexrc.pl には

" comment
# for nvi-m17n-canna
print <<EOF;
set noskipdisplay
set displayencoding=euc-jp
set autodetect=jp
EOF
if ($CANNA_LOCAL || $CANNA_REMOTE) {
print "set canna cannactrl\n";
if ($CANNA_REMOTE) {
print "set cannaserver=\"$CANNA_SERVER\"\n";
}
}

としか設定されていないので、これだと nvi-m17n-canna の cannakey と
kterm の Translation がぶつかりますね。要改善だと思います。」

とある.

kinput2 と nvi-m17n-canna の衝突を回避する

同じく[16561]では,その回避策も(とりあえずのものっぽいが)挙げられていた.
「自分は $HOME/.Xresources で

Kterm*VT100.translations: #override \
    Ctrl<Key>Kanji: begin-conversion()

Skkinput*xim.conversionStartKey: \
    Cntrl<Key>Kanji
Skkinput*ximp.conversionStartKey: \
    Cntrl<Key>Kanji

かつ $HOME/.xsession で

# nextline defines the Right "Katakana" key is "Kanji"
# To activate kinput2, Push [LeftCtrl-Katakana].
/usr/bin/X11/xmodmap -e 'keycode 120=Kanji'

とかしていたので (ノートの 89 (? 106相当?) キー) 気がつきませんでした」